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デリー空港からリシケシへ―インド渡航記VOL.2

今晩は。

佑木 美月です。

 

昨日8日から10月の節入り、戌月に入りました。ここ北インドのリシケシは朝晩少しだけ涼しくなりましたが、日中はまだ日差しが強く暑いです。

 

リシケシは大阪と同じ緯度、大阪からみて丁度西方位なのですが、日本の方が涼しいですね^^

でもからっとした暑さなので快適に過ごせています。

 

インドに来てから早2週間が経過し、もうすっかりこちらの生活に馴染んでいます(笑)

 

停電はほぼ毎日ですし、洗濯機や掃除機など電化製品もないので、洗濯は手洗い、掃除は箒と塵取りで。宿泊施設には時々猿が遊びに来たり、虫も沢山います(笑)

 

 

日本と比べるとある意味不便なので、アシュラムに来た当初は、1ヶ月もこのような生活に耐えられるのかと、かなりストレスを感じていました。

 

けれども、ここに滞在してから今まで、私にとって今後の人生を生き抜いていくために大切な学びの連続をいただけたのでした。

 

ただ人から聴いたことや本の知識だけでなく、実際にインドの生活と伝統的ヨガの学びを体験できたことで、自分の今までのライフスタイルや、自国の日本についても別の視点から客観的にみることができるようになったこと、これだけでもすごく貴重な体験だと思っているのです。


それについては長くなりますので日を改めて書いていきたいと思います。

 

今日は「インド渡航記」を引き続き書いていきたいと思います^^

 



9月23日は、デリー空港からデラドウン空港まで国内線で飛びました。

 

デリーからリシケシまでは他にバスやタクシー、列車移動もありますが、時間が5~7時間以上もかかって不便ですので行かれる方には飛行機を使うことをお勧めします^^


インド国内線も遅延は頻繁と聞いていましたが、「ジェットエアウェイズ」はほぼ遅延がないと評判が良かったので、事前に日本でEチケットを予約し、こちらの飛行機に乗りました。

 

少し疑っていたのですが、本当に時間通りに出発でき、1時間ほどの移動でしたが、機内食もでて良かったです。

 

デラドウン空港からは事前にリシケシのゲストハウスまで、タクシーを手配してもらっていました。

 

飛行機を降りるとすぐに後ろから、外国人の女性が英語で話しかけてきました。

 

彼女はフィンランドから来ていて、私の行くアシュラムとは違いますが、同じリシケシのアシュラムに1ヶ月滞在するとのこと、タクシーをシェアできないか?と聞かれました。

 

空港を出るとすぐに私のお迎えのドライバーさんが待っていてくれたので、彼女が直接交渉し、「問題ないよ!」というので一緒に行くことになりました。

 

さて・・・ここからが一波乱なのです。

 

その日、泊まるゲストハウスは予約をして頂いていて、ゲストハウスまでの道のりも伝えてあるから大丈夫です、と事前にヨガスクールの担当の方とメールでやり取りをしていたので、私も安心していたのです。

 

ところが、どうも話をしているとドライバーさんが、私の行く先を全く理解していないようなのです。

 

そのゲストハウスは「最近オーナーさんが変わり、ガイドブックにも載っていない」ということで、私もゲストハウスの名前とイエローゲストハウスの近くだということしか聞いていなかったのです。

 

詳しい住所も知らないし、さて、どうしようか・・・?と考えながら、困ったら電話してくださいと言われていたので電話をしようとしたら、携帯電話はなんと・・・「圏外」表示!

 

又ドライバーさんは、私とフィンランドの女性が一緒のゲストハウスに泊まると勘違いしていたらしく、途中で違うということに気付くと、フィンランド女性の方と乗車運賃の値段の交渉で思い切り高い値段をふっかけ、彼女と喧嘩になり・・・。

 

私も、事前にタクシー運賃は口座振り込みをしていたので、だまされたらかなわない!と思い、とりあえずガイドブックに載っているイエローゲストハウス近辺だということを伝え、支払いしているのだからそこまで行くように強い口調で伝えました。

 

山道で一時、車内にはかなり緊迫した空気が流れていました。

 

私は・・・「さあ、聴いていたインドのタクシーの罠がきたな~。どうやって丸くおさめようか・・・」と必死に考えていました。

 

が、このドライバーさん、山道の脇で車を停車すると、少し興奮しながらも、「OK!ユーアーリラックス!!ノープロブレム!!」と叫ぶと、どんどん車を走らせて行ったのです。

 

勿論、デリー同様に他の車やオートリキシャー、牛などにぶつかりそうになりながらの荒運転です(インドではそれが普通)。

 

初めての国で道など全く分からないので、不安ながらもどうすることもできずに、彼の行くがままにまかせていました。

 

そのうちにこのドライバーさんは、近くのお店に入り道を聞いて、最初に彼女を送り届け、次に私をイエローゲストハウスまできちんと連れて行ってくれたのです。

 

さらに、ここまで来てから私が日本円をインドルピーに両替をするのを忘れていたので両替をしたいというと、「事前にお金はもらっているからこれ以上払う必要ないよ。あ、両替だけしたいなら案内してあげるよ。」

 

と、小さな両替所まで連れていってくれたのです。そこには、インド人の男性が5人ほどいて異国人の私を凝視してきたので、「両替もぼったくられないかな〜」と少し不安になりましたが、そこは大丈夫でした(汗)

 

そして、このドライバーさん、実はわりとよい人だったのね・・・!と思いながらお礼を言い、タクシーを降りました。

 

さて、イエローゲストハウスまでなんとか来ましたが、この近辺にあると聞いていた予約をして頂いているゲストハウスの名前が見つからないのです。

 

仕方がないのでイエローゲストハウスに入り、案内のお兄さんに片言の英語で事情を伝え、この近辺にないか聞くと、

 

「わからない、あ、でもちょっと待って。オーナーに聞いてみます」とで電話をかけてくれて、何とかわかったようで、私のスーツケースを持つと、案内しますと、無事に宿泊先のゲストハウスまで送っていただき、たどり着くことができました。

 

そして、またここで・・・驚きの出来事が!

 

今度は、部屋がいっぱいで予約が取れていなかったようなのです(笑)!!

 

その後、待合室に案内され、少し興奮しながら、今までの経緯をそこにいる方にお話して、とても怖かったことを伝えていると、

 

「ユー、リラーックス!!!お水いる?」

 

と大きなペットボトルのお水を持ってきてくれました。

 

それを飲んで話しをしている間に近辺にある、私の泊まる別のゲストハウスを手配してくれていたようでした^^

 

スーツケースを運んでくれて、こっちですと案内されたのが、SEVENTH HEAVENというゲストハウス。

 

イエローゲストハウスの隣なのですが、行くとすぐに「ナマステ~!!」とオーナーさんとスタッフの方が出てきて、私のスーツケースを部屋に運んでくれました。

 

オーナーさん、スタッフさんともに親切で感じの良い方でした。

 

お部屋はリシケシなので虫もいるかなと思いましたが虫もでず、きれいで素敵なお部屋でした。

 

 

デスクもありますし、大きな棚もあるので、長期滞在するのにもとても良い場所だと思います。

 

ベランダもあって、ベランダからの眺めも綺麗でした。

 

 

部屋に入ってから、ピンと張り詰めていた気持ちが緩み、急にどっと疲れがでてきました。

 

日本との違いがあまりにも大きいので、今後どうやってこの国と付き合っていけばよいのか考えていましたが・・・せっかくこの国を訪れる機会をいただけたのだから、何があってもそれがインド、インドを受け入れようと決めたのです。

 

溜まっていたメールのお返事をしなければと、パソコンを取り出し返信をし終えた後、お腹がすいたので、オーナーさんにお勧めのレストランを聞いて行ってきました。

 

坂道を降りたすぐのところにあったのですが、テラス席もあり、その隣にはプールがついていました。

 

日が落ちていく薄明りの中で影絵のように浮かび上がる山々の風景は、壮大で優美でした。

 

 

 

そのような自然を前にすると、全ての負の感情は、とても小さなことでどうでもよいことなのだと、気持ちが浄化されていくようでした。

 

美味しい食事で空腹が満たされてきた頃には、今まで生きてきた中で、凝り固まった私の固定観念を気持ちよく壊してくれる、そんなインドの国にわくわくした気持ちと新たな魅力を感じていました。

 

 

次回は、インド渡航記VOL.3 アシュラムへ! です。

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