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認知症 vol.3 睡眠の質も影響!―中医学・漢方と四柱推命 

こんにちは。佑木 美月です。

 

以前、生徒さんが長年の悩みの種であった頭痛が漢方薬で改善してきたというお話がありました。頭痛も、中医学的な観点からはその原因は個人によってそれぞれ異なると考えます。

 

その根本の原因を知って、自分の体質にあった漢方を処方してもらうのが良いのです。

 

漢方薬は風邪のひきはじめに「葛根湯」や便秘に「タケダ漢方薬」などとうたわれ、市販されていますが、便秘の原因は様々で、全ての方にそれらが合っているという訳ではなく、場合によっては症状が悪化する場合もありますので、やはり自分の体質を知るというのは大切だと思います。

 

私が尊敬しているドクターの一人が、「あなたのお医者はあなただけ」という言葉を発信されていますが、本当にその通りだと思います。

 

 

たとえば、自分が病気になった時に医者だからと言ってすべてが正しいとおもいこみ、自分の治療方法を調べも考えもせずに、全部医者の言うとおりに進めていくというのは、大きなリスクを伴うと思っています。

 

ワクチンもそうですが、抗がん剤などもなぜ、その薬や治療が必要なのか、その副作用はどういったものがあるのか、などなど自分で調べて納得できなければ、セカンドオピニオンで別のドクターのアドバイスを受けるということも必要だと思います。

 

また、自分でも普段から必要な知識は収集しておいて、いざとなったら、こちらのドクターに相談にいこうというような、信頼できるドクターを探しておくことも大切でしょう。

 

さて、今日は引き続き「認知症」についてお話をしていきます。

 

老化による「認知症」は主に五臓の「腎」が関係するというお話は、2回目でしてきました。

 

その他に他の臓腑の乱れが慢性化することで、認知症状が起こることがあります。気血不足や滞りが原因のものに以下があります。

 

①血虚

②お血

③気滞からの肝気鬱結

 

この中の①血虚は血液が不足して全身に栄養がいきわたらない状態のことです。

 

四柱推命でも、木(肝)火(心)の働きや土(脾)の働きが悪い方は、血虚やお血の症状がでやすくなるでしょう。

 

八字の燥湿のバランスが大きく偏っている場合も注意です。

 

血虚になると五臓の「心」が栄養できず(心血虚)、物忘れが多くなったり、集中力がなく、頭の回転が遅くなります。又不眠や多夢、眠りが浅いなどの症状もあらわれます。

 

血は「陰」に属しますので、夜間に充足されます。

 

夜更かしや眼の使いすぎ、偏食気味で栄養状態が悪いことが血虚の原因になると言われています。

 

こういった血を消耗する生活を改め、しっかり血を補う食事や生活をすることが養生法です。

 

又、脾は食物を消化吸収して気血水の源を作りだす五臓なので、脾が弱っている場合は脾を最初にたて直す必要がでてきます。

 

夜更かしをせず、「良質な睡眠をとること」は、血を補うためにも、また脳にとっても、健康を維持するためにも大切になります。

 

 

少し話は変わりますが・・・

 

「睡眠負債」という言葉があります。睡眠不足は肉体的な能力が衰えるだけではなく、脳の力も衰えていき、つまりはバカになるそうです。又特に、意志の力や意識の力までもが、無意識に負けるようになっていくのだそうです。

 

そのため、寝不足が続くとダイエットや禁煙や禁酒が続かないのだそうです。

 

さらに、十分な睡眠がないと、インスリンが充分に分泌できなくなり、脂肪の蓄積や老化にもつながり、糖尿病又はガン、心疾患にかかる確率も急増するのだというお話もあります。

 

夜のアルコールは睡眠の質を悪化させます。人は「レム睡眠中」に記憶の整理を行いますが、アルコールがこのレム睡眠のサイクルをくるわせてしまうのです。

 

なので、毎日の晩酌が癖になっている方は、自分の身体をいたわるためにも週に2.3日休肝日をつくって、ぐっすり寝る日をつくると良いでしょう。

 

睡眠を上手に誘導するための対策も効果があります。

 

お風呂に入ったあとに、体温が下がってくると自然な眠気がおとずれます。この体温が下がってから布団に入るのがベストなタイミングです。

 

 

夜はダウンライトなどにして、部屋を暗めにしておくと精神的にも落ち着きます。

 

良かったらおためしください。

 

 


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