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自分でできる感染予防―代替療法を賢く生かす
こんばんは。
佑木 美月です。
日々コロナの感染者が増加し、3月末から今月にかけて東京だけではなく大阪もさらなる増加、海外の事情をみていたらこうなることもある程度予測はできますので、驚いてはいませんが、自分自身もかからないように気を付ける、そして周りの方々も感染させないように気を付けることがとても大切だと思い、ぎりぎりまで考えていましたが、今月は集合講座はすべてオンライン受講のみに切り替えることにしました。
個人セッションやプライベートレッスンもほぼオンラインで希望される方が多いので、最近は畑に行くとき以外は、仕事場にほぼ一日こもってパソコンとにらめっこしています^^。
新型コロナウイルスは、当初は高齢者や持病のある方が重症化リスクが高いと言われていましたが、それだけではないことがわかってきています。若い方でも重症化する方はいて、亡くなっている方もいます。
軽症ですむのであれば良いですが、感染の自覚症状がなく、他の人にうつして重症化させてしまうようなことは、避けなければいけないと思っています。
今日はコロナ感染の予防に、役立つお話を中医学の観点もからめてお話をしていきたいと思います、
私がずっと学んでいる中医師の先生の最近のお話によると、やはり正気が衰弱して抵抗力が弱くなっていると感染しやすく、また治りにくくなるということでした。
正気というのは、疾病に対する抵抗力や自然治癒力、人体の機能をさします。
このブログでも以前お話しましたが、免疫力を高めるためには、気血が充足していることが必要です。
気には「衛気」と呼ばれるものがありますが、これは防御作用・温煦作用を強くもち、肌表を保護して外邪の侵入を防ぐ働きをしています。また身体を温める作用は免疫力UPにつながります。
この衛気は、五臓の腎にあるもともと先天的に親からうけついだ気と、後天的には飲食物からつくられます。この衛気は、五臓の「肺」の宣発作用(発散する)によって体表に広く分布し、外邪の侵入を防ぐ働きをしているのです。
そのため、肺とそれから腎は免疫力と深く関わっています。
肺の主な働きは宣発(せんぱつ)と粛降(しゅっこう)になります。
宣発(通じさせて発散する)には
1.腠理(そうり)を開閉し汗を出し、老廃物を発散する
2.体内の濁気を吐き出す
3.皮毛(皮膚表面)に気を巡らせる
この主に3つの働きがあります。
粛降には、清気を吸って降ろし、肺や気道にたまった痰などの老廃物を吐き出すという働きがあります。宣発と粛降をすることで、体をきれいに保つことができます。この肺と密接にかかわっているのが大腸ですが、肺も大腸も五行では金の部位になります。
そして、肺と大腸は身体の浄化作用と関わっているということです。
新型コロナのワクチンが開発されるまでは、感染しないようにつとめ、また感染しても軽症で抑え回復できるように、今できることの一番良い方法は、3密を避けることもそうですが、免疫力を高めることが大切です。
食事については以前少し書きましたので、今日はすぐにできる身体の浄化に役立つヨガで使われる呼吸法を一つご紹介します。
カパラバティ呼吸法と言われるものです。この呼吸法は、肺や呼吸器系をキレイにし、酸素をカラダ全体に送る作用があります。またカラダを温め、思考をクリアにするという効果もあります。
私はインドでヨガ修行をしていたときに、朝この呼吸法をやると目がぱっちり覚めてすっきりしたので、今は特に呼吸器の浄化の効果もかねて毎朝行っています。
この呼吸法は、初めての方は慣れるまでわりとハードなので、最初はゆっくりと自分でできる回数から始められると良いでしょう。
こちらのサイトが初めての方にも分かりやすく書かれていると思うのでよかったらご覧ください。
https://yoganess.jp/meditation/kapalbhati-pranayama/
(yoganess:運営会社 株式会社ビジョナリー・ライズ)
今の世の中のように、治療薬もない、病院も足りないというような状況下では特に、他にもいろいろな方法がありますが、自分ですぐに実践できる、古くから伝わる代替療法がとても役立つと思っています。