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眩暈(げんうん)vol.6ー中医学・漢方と四柱推命
こんにちは。佑木 美月です。
いろいろと忙しく、少し間が空いてしまいましたが、今日は眩暈の5つ目の原因、虚証タイプの「腎精不足」についてお話していきます。
五臓の腎(水)が弱り、腎精が不足すると髄を生じられなくなります。
脳は髄の海なので、髄海不足となることで、脳と腎精の上下がともに虚となって、眩暈が生じてくると考えられています。
症状は、大きく分けて2つのグループに分かれます。腎の陰が不足すれば、熱を下げる陰のエネルギー不足によって全身が熱っぽく感じたり、舌の色は紅みが強くなります。
腎の陽が不足すれば、身体を温める陽のエネルギー不足によって、冷え性となり舌の色は淡い色になります。
その他、どちらにもでてくる症状は、元気がなくなる、不眠、夢を多く見る、物忘れが多い、腰が重だるい、足腰が弱って力が入らない、耳鳴りなどがあります。
腎は先天の気が蓄えられているところで、老化とも関係するので、加齢に伴いでてくる身体の不調と同じような症状がでてくるのです。
腎精不足の原因は、
①生まれつきのもの
②加齢によるもの
③慢性疾患によって腎が損傷しでてくるもの
④過度な性交渉によるもの
が挙げられます。
腎の気は、先天の気とも言われ、生まれつきどのくらい腎の気が強いのかは人それぞれ違いがあります。また腎の気は原則はほとんど増やせないので、加齢とともに減り、腎の気が尽きた時に肉体の死を迎えます。
四柱推命上も、腎は水のエネルギーですから、八字と後天運で、水の五行の働きが良いかどうかで腎の健康度をみていくことができます。
また、腎の気は過労や心配、気のつかいすぎ、出産でも消耗します。そのため、腎の気が先天的に不足している方は、普段から心身ともに疲れすぎないように養生していくことで、腎の健康を守ることができます。
「肝腎かなめ」と言われるくらいですから、健康を維持するための腎の役目は大きいのです。又、腎弱れば肝も弱ってきますし、その逆の肝が弱れば腎も弱ってきます。
漢方薬は、腎の陰不足の場合の眩暈には「左帰丸」、陽不足の場合の眩暈には「右帰丸」が良いと言われています。
今回のテーマの「眩暈」の原因についての解説はこれで最後になります。
次回は、実際に八字をみながら今回のテーマの眩暈について、中医学的観点もからめながら弁証していきたいと思います。お楽しみに♪
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