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眩暈(げんうん)vol.7ー作家 群ようこさんの目まいについて

こんにちは。佑木 美月です。

 

カレンダー上は、11月がスタートしました。干支暦では、立冬が7日なのでもう少しあとになります。

 

今日は今回のテーマ「眩暈」について、最後に八字と一緒に四柱推命と中医学的観点から弁証していきたいと思います^^

 

昔、ご紹介したこともある、群ようこさんの「ゆるい生活」。この本は、漢方の専門的な知識がなくても楽しく読める本なので、お勧めです。

 

 

群ようこさんは目まいがある日突然発生して、漢方薬局に相談に行って漢方治療と食生活の改善で体調が良くなっていったというお話が書かれています。

 

体質はお腹が冷えて、胃脾の働きが悪くなり水がたまってむくんでしまう体質とあったので、脾陽虚、気血虧虚によるものかなと思いましたが八字は以下になります。

1954年12月5日 生時不明

甲午
乙亥
乙未
○○

大運
9才~甲戌
19才~癸酉
29才~壬申
39才~辛未
49才~庚午
・・・

出生時間がわからないので、正確性には欠けますがざっとみていきたいと思います。

 

水の強い冬月の生まれ。乙木は湿木、未土も湿化していて湿の気が強いですが、年支の甲に生じられた午が月支亥水にも暖の気をあたえています。

 

時間にどの干支がくるかで八字のエネルギーが変わってきますので、どの程度日干が強いのかまたは弱いのかは、これだけではわかりません。また時干支に水などがまたくれば、八字はさらに湿の気が強くなります。例えば丁亥など。

 

大運をみると19才から癸酉、壬申と金の強い大運が巡り、また水を強め湿の気が強くなります。なのでこの大運の流れから、土金水の働きが悪く、水の巡りの悪い体質をつくっていたということがわかります。

 

水の巡りは脾(土)金(肺)腎(水)に関係します。

 

五臓六腑では脾胃は土の部位で、脾は湿を嫌い、胃は燥を嫌うという性質があります。八字が湿に傾くことで、脾がいたみやすい、表裏の関係で脾がいためば胃もいたみます。

 

本の中で、甘いものが大好きでおまんじゅう6個を一気に食べたり、執筆するときは甘いものとお茶のセットを机に置いているのが習慣だったと書かれていて、漢方治療を始めた時は、甘いものと距離をおくのに悶絶したとありました。

 

 

砂糖は水を取り込む性質があって、また水をべたべたとした粘度の高いものにするので、余計に水の巡りが悪くなります。また身体も冷やしてしまいます。

 

甘いものは依存性もあるので、やめる時は悶絶したというのもわかります。

 

しかし、漢方治療と食生活の改善を根気よくはじめて、しばらくたって体調がととのってきたら、甘いものをそんなに食べたくなくなり、身体に悪いものを食べると、すぐに身体に不快な症状があらわれてくるようになったとのことです。

 

これは私も同感です。

 

今は食事も自炊生活、無農薬のオーガニックの食材を使い、お菓子もほとんど食べずお酒も飲まない。そんな生活を送っていますが、もともとそんなに甘いものは食べない方でしたが、あれだけ毎日、20年以上もがぶがぶと飲んでいたお酒を今は飲みたいとも思わないのです。

 

3月31日にお酒を飲むのをやめてからあっという間に7ヶ月。今自分史上、最高記録を達成しております(笑)

 

「もう飲まないのか?」と友人などから聞かれますが、一生飲まないと決めているわけではありません^^

 

またコロナが落ち着いてから、お祝いやお食事をする機会など、特別な日などは少し飲んでもいいかな~と思っていますが、飲んでから調子が悪くなりそうなのが今はこわいという感じなのです(笑)

 

それくらいに、食生活を改善していくと身体が本来のもっている自然な状態に近づいていくので、身体によくないものが入ってきたときは、ばっと不快な症状が出てくるようになるのだと思います。

 

群さんの処方された漢方の1つに、「苓桂朮甘湯」(りょうけいじゅつかんとう)がありましたが、この漢方は大きな分類では袪湿剤になります。

 

主に中焦(お腹)の身体をあたためる陽の気不足のため、冷えが強くなり、脾の水を巡らせる働きが弱って余分な水分が体内に滞ってしまっている方のための方剤です。

 

この他、人参湯なども処方されていたようなので、身体をあたためて気血を補い、胃脾の働きをよくし、水の巡りをよくするような治療をとられていたと思われます。

 

目まいが出たのは庚午大運中の2008年の戊子年の亥月ということでしたが、目まいも急になるわけではなく、やはりそれまでは身体もなんとかがんばっていたのが、年齢などの影響もあって、不調が表面化してきたということでしょう。

 

水の滞りは、そのままほっておいてひどくなると、特に中晩年以降、癌や免疫系の病気、肥満などの原因にもなってきます。

 

なので早めに気づいて、身体を本来あるべき姿に戻してあげるというのは、大切だと思います。

 

 

 


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