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四柱推命と中医学・漢方-未病のうちに体質改善!
四柱推命と中医学は歴史上中国で一緒に発展してきました。
その為、四柱推命と中医学の知識を組み合わせることで、
自分の体質を深く理解でき、また自分の体質に合わせた養生法を取り入れる
ことで、肉体的にも精神的にも元気で健康なライフスタイルを実現していくこと
ができます。
今、あなたが病気であると診断されていなくても、
身体は病気の発症への段階を一歩一歩進んでいるかもしれません。
日常生活のちょっとした身体の不調がそれを教えてくれます。
ですが多くの方はそれに気づかず、気づいてもほっておいたりすることが多いのです。
過去、私自身も大きな病気をしたことがあります。
又身内や親しくしている人の病気、
そして四柱推命鑑定師としていろいろな方々のご相談にのってきましたが、
お客様の中でも重篤な病気を発症されている方もいらっしゃり、
そのような経験の中から、健康で元気に生活を送れることの大切さを痛感したのです。
また肉体と精神の健康は連動しています。その両方をバランスさせ、
自分の体質を知って未病のうちに本来の健康状態に戻してあげることが大切です。
日常生活に取り入れやすく、また継続することが難しくない中医・漢方の知識を
このブログのテーマ(中医漢方・漢方茶・薬膳)に少しずつ書いていきたいと思います。
1.中医学とは?基となる考え方
日本には中国から7世紀に伝わり、
中医学が日本の医学のスタンダードになり独自に発展し、江戸時代に体系化されました。
その後、オランダから入ってきた西洋医学の「蘭方」と区別して「漢方」と日本で呼ばれるようになったのです。
ですから日本の漢方は中医学に日本で育まれた経験・知識が混ざっているのです。
中医学では、病気は体の調和の乱れや自然との調和の乱れから起こると考え、
人間の本来持っている自然治癒力を高めその乱れを正す、全身の陰陽バランス、
五臓六腑「木(肝)火(心)土(脾)金(肺)水(腎)」のバランスを調えることで病気を治すと考えます。
2.気・血・水について
中医学独特の考え方で、この気血水は全身を巡り、
生命活動を維持する基本的な物質と考えられています。
五臓六腑の機能がお互いに調和した状態を保つために欠かせないものと考えられています。
気血水が充実し巡っている状態が健康で、不足したり滞ると病気を引き起こすのです。
陰陽でいうと気は陽、血水は陰です。
3.五臓六腑について
西洋医学で言う臓器と中医学でいう臓腑は違います。
臓腑は内臓の諸器官のことです。
「五臓」・・・肝、心、脾、肺、腎
・陰に属し、気血水を作り出し、貯蔵する働き。
「六腑」・・胆、腸、胃、大腸、膀胱、三焦
・陽に属し、食物などの運搬排泄が主な働き。
五臓六腑のうち、ある一つの臓腑に異常があると、相生相剋関係によって他の
臓腑にも影響します。
また筋肉や皮膚、爪なども臓腑とつながっているので、臓腑における異常反応は
これら体表部にも反映すると考えられます。
臓腑を五行で表すと、
木(肝)、火(心)、土(脾)、金(肺)、水(腎)
表裏の関係で言うと、臓は「裏」、腑は「表」であって密接な関係にあります。
肝 = 胆
心 = 小腸
脾 = 胃
肺 = 大腸
腎 = 膀胱
実際にも心が弱ることで腸炎などの病を発症している方も多いです。
又心(火)は「精神を司る」と言いますが、
四柱推命でみる生命エネルギー上も木・火の働きが悪いと、
精神面でのバランスを崩されている方が多く見受けられます。