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命運をよむときに必要なホリスティックな視点

今晩は。佑木 美月です。

 

昨日は、広島県からご相談のお客様とズームでのセッションをしていました。私の動画をみて、四柱推命で、単に運を知るだけでなくどのように実践にいかしていくのか、そこに共感し、もっと深く知りたいと私の著書を読んで、今勉強しているとのことでした。嬉しいです。

 

今日は昨日お話もした、「命運をよみとくために必要なホリスティックな視点」についてお話していきます。

 

四柱推命は唯物論がもとになっての、命運の吉凶の論じ方をしています。そのため、命運の吉凶を、出世をしたり、お金を儲けたり、夫婦円満、子供も問題なくスクスクと育っていく・・・それが「吉」であり、

 

事業がうまくいかなかったり、お金に困ったり、夫婦が離婚したり、子供さんに障害があったり、または子供が欲しいのにさずからなかったり・・・この現世で自分の意にそぐわない、不都合な出来事を「凶」事象であるとしています。

 

ちなみに四柱推命と一緒に発展してきた中医学も唯物論がもとになっていて、肉体があるから魂がやどり、死んだら無になるという考えです。

 

私は、20代半ばで四柱推命と出会って、自分のことを深く知りたいと思ったことをきっかけに、四柱推命を勉強してきましたが、古典を読んでもそうですが、命運が悪ければこれは良くないとバッサリ切り捨てている、そこにいつも疑問を感じていました。

 

なぜなら、すごい困難がふりかかり、波乱万丈な人生を歩んでいる方で素晴らしい人格をもっていると思える方が実際にいたからです。

 

命運が悪ければ、四柱推命では「下格である」、「位相が低い」と言ったりしますが、これは一歩間違うと、人格否定、差別的思想につながる恐れがでてくると思っています。

 

そして、私自身は先天運はそんなに悪くありませんが、後天運がかなり波乱万丈な命運をしていますので、20代半ばであと20年以上も良くない運が続くと知った時はもう、それは愕然としたのです。

 

 

ずっと独立起業したいと思っていたので、それができないのではないか、してもすぐにダメになるのではないかと、絶望感しかありませんでした。

 

もちろん、命運を知ったところで誰もそれをどうしたら良いのかなど教えてくれませんでした。

 

「大丈夫よ、若いから、のりこえられるよ」「女性は、結婚して子供を産めばまた変わっていくよ」とか、悪い言い方かもしれませんが、そんな気休めの言葉を言われても、私自身がそれでポジティブに生きていくパワーがでてくるかというと、全くそんな気にはなれなかったのです。

 

そこから、自分自身でなんとかするしかない、命運通りには流されたくないと、他の五術の勉強やあらゆる改運方法を研究し続けました。

 

そんななかで、私自身が救われたというか、この世でおこるあらゆる理不尽だと思われる出来事に対して、ストンと腑に落ちた考えは、四柱推命と出会った頃に、一緒に学び始めた「近代スピリチュアリズム」の哲学だったのです。

 

この哲学で死後の世界を知ること、そして現世に生まれてきた意味を理解できたことで、今をどう生き抜けば良いのか、何を軸に様々な判断、選択をすればよいのかがわかったのです。

 

近代スピリチュアリズムは、1848年のアメリカのニューヨーク州、ハイズビューのフォックス家で起こった「ポルターガイスト幽霊事件」をきっかけに、ここで初めて<<科学のメス>>が入り、世界で研究が進められていったのです。

 

1882年にはイギリスで英国心霊研究協会(SPR)が設立され、創設メンバーの一人であるウィリアム・クルックス卿は物理学者でもあります。

 

イギリス人らしく、霊の存在をそんなものないよ!と頭ごなしに否定するのでなく、霊の存在がないことを科学的に証明していくためにこの協会はつくられたのです。

 

今日はざっと簡単にしかお話しできませんが、物理学者や判事、医師なども関わって、学術的に深く研究が進められていったのです。

 

現世でおこるできごとに対しての、四柱推命での吉凶の考え方とスピリチュアリズムからみる吉凶の考え方は全く正反対になります。

 

私が、四柱推命で読み解くことのできる事象は、「人生の課題である」とお伝えしているのはその考え方が根底にあるからです。「人生の課題」というより、「魂の課題」といった方が適切です。

 

スピリチュアリズムの考え方では、人間の本質は「霊魂」であるとしていますから、死んだら全て無になるわけではなく、そのため、死を凶事象ととらえません。

 

私たち人間は、魂の向上をめざし、そのためにひと時の間、この現世へそれぞれの課題をかかえ、修行をするために生まれてきます。

 

その課題は、四柱推命で読み解くことができるということです。

 

ただし、仕事や結婚、家庭、金銭面、健康面などで生じる不都合なことは、悪いことではありません。それを受け入れ、乗り越えることによって、魂、人格が向上しステージが上がります。

 

なので、凶事象と思えるできごとは、悪い出来事でなく「飛躍のチャンス」でもあるわけです。

 

 

また、この課題となってふりかかる出来事を、きちんと乗り越えられないと、また同じことがわかるまでふりかかってきますし、例え四柱推命で喜神運と言われる大運が巡っても、その運を活かしていく事ができず、なかなか苦しみから解放されない原因にもなります。

 

また、より成熟した魂をもって生まれてきている方や、高いレベルの進化向上を目指して生まれてきている方は、小学校➡中学校➡高校➡大学と進んでカリキュラムがどんどん難しくなるように、この現世ではかなり困難な課題がふりかかってきたりします。

 

もちろん、過去世からのカルマもありますので、一概に言えませんが、四柱推命で命運が悪い、位相が低いといっても全く落ちこむ必要などないということです。

 

大切なことは自分がどんな課題をかかえて生まれてきているのか、そしてその課題をきちんと乗り越えるために努力を続けることなのです。それができれば、本当の意味での自分の幸せというものを手にすることができるのです。

 

スピリチュアリズムもいろいろな流派?ではないですけど考え方がありますので、誤解をうまないように、今まではこういうお話はあえてしてきませんでしたが、

 

私自身がさらに深く学ぶ機会を今年与えられたこともあって、今後の時代を生き抜いていくためには知っておいた方が絶対にためになる考え方であると思ったため、昨年から少しずつ、セッションや講座内でもこの哲学を取り入れお伝えしています。

 

 

命運の伝えるメッセージを深く読み解くには、単に表面上の運の吉凶を読み解くだけでなく、人間を「肉体・精神・魂」からなるものととらえて、社会・自然・宇宙との調和にもとづく包括的な視点を合わせ、運を切り拓いていく方法を考えていく事が大切なのです。

 

 

 

 

 


 

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