ブログ
不眠症についてー中医学・漢方と四柱推命
こんばんは。佑木 美月です。
今日は先日のご相談で「よく眠れない」という不眠についてのお悩みがあったので、中医学的観点もからめながら何回かにわけて、不眠症とその改善方法について連載していきたいと思います。
今の春の時期は、五臓の「肝」の働きが活発になる時期です。この時期、もともと肝(木)が弱っている方は精神的不安定になりやすく、それが原因で不眠を引き起こしやすくもなります。
四柱推命をみれば、肝が弱いかどうかはすぐわかりますが、私自身も八字は湿に傾き、木は湿木、大運は最初水旺運をいき、浮木となっていましたし、火の五行も八字内にあるのはありますが弱いので、もともと「血虚」という血不足の体質です。
今は不眠になりやすいタイプだと、八字からも弁証できますが、中学生から、必ず夜目を覚まし朝までぐっすり眠れたことがほとんど、ありませんでした。今も大分体質改善したとはいえ、眠りは比較的浅い方です。
もともとそんな体質だったので、あまり気にしていなかったのですが、眠れないことをとてもストレスに感じる方もいるようです。眠れないからと睡眠薬を常用し、身体が慣れていくのでさらに強い睡眠薬を・・・と悪循環になり、薬が手放せなくなる方もいるようです。
不眠の原因の多くは、精神的なものが問題となっていることがほとんどです。五臓ではメンタルに深い関わりのある肝(木)、心(火)。そして腎(水)、脾(土)が関係してきます。
肝は血が充足していることで正常な働きをします。脾によって血はつくられ、統摂されます。津血同源で、血は精に変化し腎に蓄えられます。腎精は心へ昇って心の気は腎とまじわってこそ、精神が安定するのです。
この巡りがよいうちはいいのですが、怒りや思い悩みすぎ、過労などが五臓を傷つけると、精血が消耗し、不眠となります。またメンタルの問題をずっと抱えていると、どんどん精血は消耗し、難治性の不眠となります。
不眠と言っても、中医学的観点からは原因は様々ですので、今日はまず大まかな分類からお話していきます。まず最初に判断しなければならないのは「実証」であるか「虚証」であるか、です。
簡単に説明すると、実証は比較的元気なタイプになり、虚証は不眠が長引いて弱っているものになります。実証から虚証に転じることもあります。
<実証タイプ>
1.肝鬱化火タイプ
不眠。性格はイライラ、怒りっぽい・食欲がない・口が渇いて飲み物をほしがる・目が赤い・尿が黄赤・便秘
2.痰熱内擾タイプ
不眠。頭が重だるい・痰が多く胸が悶々とする・食欲がない・ゲップが多い・焦燥感・めまい
<虚証タイプ>
3.陰虚火旺
不眠。焦燥感・不安感・動悸・ふらつき・耳鳴り・物忘れ・口が渇いて乾燥・舌が紅い・腰の痛み・ほてり
4.心脾両虚
夢を多くみて目が覚めやすい・動悸・物忘れ・めまい・ふらつき・神経の疲れ・味がしない・顔色が悪い
5.心胆気虚
夢を多くみる・睡眠中、驚いて目が覚めやすい・びくびくしている・動悸・倦怠感・排尿時間が長く無色の尿
実証、虚証のどちらのタイプに入るのかの判断がまずは大切です。私の場合は、中学生から多夢、目が覚めるなどあるので、完全に虚証タイプです。心脾両虚タイプです。また現在は血虚が進行し、陰虚にもなっています。
四柱推命からみても、先天的に虚証タイプに入ると思っています。小学校の時も、寝る場所が変わったり、何か心配事があると眠れなくなっていましたからね~。
ちなみに睡眠薬は飲んだことがありません。漢方薬は精神安定作用のあるものを2~3年飲んでいたことが以前ありますが、食の改善のおかげもあって、今はなくても大丈夫になっています。
自分の体質が不眠体質であれば、これではダメだ!治さなきゃ!と責めるのではなく、個性だと思って受け入れてしまう方が楽だと思うのです。治さなきゃ!寝なくては!と思うと余計に眠れなくなってしまうものです。
また後に、改善方法もお話していきますが、不眠の方はできるだけ目を酷使しないようにすることも改善のポイントです。目は肝と関係しているので、夜な夜な、私もそうですが(苦笑)、本を読んだり、スマホをいじっているとより、肝血を消耗し肝にダメージをあたえることになりますので要注意です!!
【運を切り拓くメソッド☆改運力を磨く!無料メール講座】
メールマガジンの詳細やサンプルをお読みに
なりたい方は以下のページからご覧いただけます。
https://www.mituki-y.com/mailmagazine/
【佑木 美月★公式LINE】
▼公式LINEのご登録で、
「目的達成までの道のりが
グーンと縮まる!!
改運花文字待ち受け画像」
をプレゼントしています!